地域の足の確保と過疎対策が課題に

―丹海バス代替案を巡る地域説明会  令和6年10月16日

丹海バスの廃止に伴う代替案として、乗り合いタクシーの運行拡充が提案される地域説明会が開催されました。来年3月末で運転手不足などを理由に廃止が決定している丹海バスに代わり、地域住民の足を確保するための対策が市から説明されました。

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対策としては、北陵地域において既に試行されている乗り合いタクシーの運行回数や運行日を増やすことで対応する案が示されました。しかし、事前予約制であることから急な外出時の対応や、土日祝日が運休となることへの懸念が住民から出されていました。

また、地域資源を活かした過疎対策やまちづくりの視点から、地域交通のあり方を市として総合的に検討すべきではないかとの指摘もありました。

なんとなく、最初からタクシーありきのような説明であり、コミュニテイバスや先進地域の優良事例をもっと研究して対策を考えてほしいものです。

この地域に住み続けるには、少なくともこれまでと同様の生活が送れるかどうかが鍵となります。費用面を含め、住民の実態に即した最終案が示されることが期待されています。  

市は12月の会合で正式な内容をまとめ、来年4月の丹海バス廃止時に新たな交通体系に移行する予定です。引き続き住民の声をくみ上げながら、地域の実情に合った最善の対応策が打ち出されることを願っています。

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