福知山市の公共交通を支えてきた丹海バスの廃止問題が、地域に大きな影響を与えようとしています。
特に、雲原地域はこの問題の当事者として、今後の生活や地域の発展に関わる重要な局面を迎えています。
昨年末に福知山市が住民の意見を聞く場を設けましたが、その後の進捗報告や住民への情報提供がほとんどない状態が続いています。
昨日(26日)は月に一度の各地域集会の日でしたが、バス廃止問題についての報告もなく、住民の間では「今後の対応はどうなるのか?」という不安の声が広がっています。
自治会と地域の協力が大切
こうした状況の中、自治会の対応に期待する声も出ています。バス廃止が生活や通勤・通学に直結する地域にとって、代替交通手段の具体的な運行計画やダイヤの情報は、早めに知りたいところです。
3月は年度末で住民の皆さんも忙しく、急な決定や対応が難しくなる時期です。そのため、もう遅いかもしれませんが、今のうちに自治会としての方向性を整理し、できることを一つずつ進めていくことが大切ではないかと感じます。

福知山市の対応 – 住民の声をしっかり反映することが大事
昨年末の説明会では、福知山市の対応は「現状の不便解消」にとどまり、公共交通の使命である広域的な公共交通の維持や地域活性化の視点が十分ではない ことが感じられました。
特に、雲原のような中山間地域では、公共交通は単なる移動手段ではなく、都市部との接続を確保し、移住・定住促進を支える大切なインフラです。
バスが廃止されることで「雲原に来る手段がなくなる」と、観光や移住を考える人々にとっても不便になり、地域の活力が低下する恐れがあります。
昨年末の説明会で「地域振興の観点から福知山市の関係部署で十分な協議ができているのか?」 という質問に対して、具体的な回答が得られなかった点も気になるところです。
これからどう進めていくべきか
これまでの動きを見ていると、市の対応に大きな変化があるとは思いたいけど期待できない状況ですが、少しでも前進しているのかどうか、現状をしっかり確認し、必要な意見を伝えていくことが大切です。
このままでは、3月中旬になって「こう決まりました」と事後報告を受けるだけになってしまう可能性もあります。
そうなる前に、地域としてどう関わっていくのか、真剣に考えて欲しいと思います。
バスの廃止は、住民の生活だけでなく、地域の未来にも大きな影響を与えます。
だからこそ、地域の皆さんが話し合いながら、前向きに改善策などを考えていくことが大切だと思います。
みんなが待ちの姿勢(あきらめ)になっていないかが一番気になります。それが今の人口減少に表れているのではないかと。 (k)









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